―変身―

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「あの両親の事知ってるって本当ですか?」 興奮を押さえきれず言ってしまった。 「まあ、落ち着きたまえ。そこに座って。」 高級そうなソファーに腰掛けた。 「そうだね。まずはご両親の事から話そう。」 八神は話した。 要約するとこうだ。 両親は八神コーポレーションで働いていた。 父は八神と中学からの同級生だということ。 そして二人はある研究をしていたこと。 そしてその研究と僕を襲ってきたバケモノが非常に関係が深いこと。 「そうですか…。」 ショックではない。 むしろありがたいくらいだ。 「積もる話もあるが、今回君を呼んだ理由は別にもある。」 「なんですか?」 「君のご両親が研究していたこと、それはもしかしたら君のためかもしれない。」 「どういうことですか?」 「君を襲ったバケモノ。あれはヤミーと呼ばれている。」 「ヤミー…。」 「ヤミーは人の欲望が作りだすバケモノだよ。」 「じゃあ、ヤミーて自然に生まれるのですか?」 「違う。ヤミーを作れる生物が存在する。」 「ヤミーを作れる?」 「その名はグリード。」 「グリード。欲望ですか?」 「そのとおりだ。そして今ヤミーが現れたということは…。グリードが復活したことを意味する。」 「復活?」 「グリードにだだひとつ対抗できる手段…それは…OOO(オーズ)だ!」 「OOO…。」 八神コーポレーション 自分の両親 そしてOOO… この三つを中心に物語は進んでいく… 続く
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