Puppy love

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のっちが邪魔者みたいな目で見てきた。 ほんとに…真逆。 「あたしがいないときに買いに行きたいとか?」 「ちっ違うよ」 「じゃあ何?」 本気で怒ってはいないけど、ちょっと頬をふくらませて怒ったふりをしてみる。 「漫画買いに行くのはいいけど…漫画買って一人で読むよりもゆかちゃんと一緒にいたい……的な」 寒さなのか、恥ずかしいのか、のっちの顔が真っ赤になっていた。 それと同時に繋いでいた手から体温が伝わってきた。 もう。 ホントにわかりにくいんだから。 でもね… 「のっち」 「…?」 「……大好き」 ────ツンデレーション     君が好き     わかりにくいね     Puppy love──────
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