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あの浮ぶ雲のように
何のしがらみもなく
ただ君を愛していたかった
もう遠い
澄みきった空が見えた冬の日
君に別れを告げた
僕はただ流れる雲を仰ぎ見た
涙が流れ落ちないように
遠く離れていく君を
見届ける事が出来なくて
ただ「ごめん」としか
言えなくて
子供だったんだ
他に何も言えなかった
あの浮ぶ雲のように
素直に君へ「好きだ」と
伝えるべきだった
君は夢追い人
僕は時の流れ人
いつしか会える
そう思うけど
会うことは互いを
辛くすると思うんだ
だからただ願うよ
君が幸せであることを
もう今は
輝く太陽が照らす夏の日
君に再び出会った
僕はただ照りつける
太陽を手で塞ぎ見た
君に涙を見せないように
すぐ目の前にいる君に
声をかけることが出来なくて
ただ「ごめん」と
俯く事しか出来なくて
大人になっても
それしか出来なかった
あの浮ぶ雲のように
素直に君へ気持ちを
伝えるべきだった
君は夢叶え人
僕は罪に駆られた罪人(とがびと)
いつか伝えたい
そう思ってたけど
伝えることは互いを
辛くすると思うんだ
だからただ願うよ
君が幸せであることを
もう汚れてしまった
この心、この手は
人を愛することも
人に愛されることも
してはいけないんだ
それは僕が今
僕自身に強いた生き方なんだ
それでも
あの浮ぶ雲のように
何のしがらみもなく
ただ君を愛していたかった
僕は人を本当に
愛することを忘れた罪人(とがびと)
だけど一つだけ
願うことを許して欲しいんだ
もし許してくれたなら
これだけを願わせてよ
ただ君が笑顔でいることを
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