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これから始まる新しい学園生活に期待を膨らませるオレ。
「なぁなぁ、隼斗~。これからクラス決めするらしいぜ!」
今から?てことはまだ決まってないのか。
「お前クラスの決め方知ってるか?なんか特別な方法でクラス決めするらしいぜ!」
「クラス決めだけでそんなにはしゃぐもんか?1年たてばクラス替えするじゃんよ」
その問い掛けに氷室は首を傾げている。
あれ?オレなんか変なこと言ったか?そして氷室が話そうとした時にちょうど先生が遮った。
「これからクラス決めをする。とりあえず名前順に呼ぶから呼ばれたらこっちに来なさい。1番、アイリ-=ショパール。」
名前順にか。オレは香山だから早い方かな。
待っている間氷室がさっきの事について話してくれた。
この学園のクラスとは卒業するまでずっと同じクラスで集団で転校、又は死亡が無い限りクラス替えは行われないそうだ。
それにクラスは5つある。それぞれ属性が均等になるようにクラス分けされる。だが、ここで1つ問題が……。
オレ
属性とか無いし………。てか知らないし………。
どうしましょう!って状態。
ちなみに氷室の属性は氷らしい。属性は火、水、自然、無、闇、光に分かれ1つ1つ魔法が別れているようだ。
クラス決めは見ていて分かったのだが、机の上に置いてある1枚の板に魔力を流し込むらしい。
その変化によってクラスと属性がわかる、そんな仕組みだ。←氷室情報。
属性の判別の仕方は、火は板が燃え、水は板が湿る。自然は板が大きくなり、無属性は板の反応なし。闇は板が砕ける。そして、光は板が歪む←氷室情報。
「次、香川 隼斗。」
「あ、呼ばれた。行ってくるよ」
ついにオレの番か~。ちょっと緊張するな。
でもさ、オレ魔力の流しかた知らないんだよね…
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