Episode 1 学園

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隣の氷室を見てみるとやっぱり固まっている。 『なぁ、なんで固まってんの?』 オレはわけがわからないから小声で氷室に聞いてみた。 『お、お前【闇極光極】を知らないのか!?てか2つの名って知ってる?』 『あれってあだ名みたいな物でしょ?』 『いやいや!2つの名って解りやすく言えば通り名だよ。そん中でもあの人はかなり有名人だぞ』 『へぇー。やっぱガーディアン何チャラってのは本当だったんだな』 『うん。下手したら殺されるぜ』 「そんな昔の話し忘れたわ」 「「そうか」」 「「……………え?」」 いつの間にか早川先生がオレ達の後ろで腕を組んで立っていた。 もしかしてまた聞かれた? 「もしかして聞いたりしました?」 氷室は顔に汗を浮かべながら早川を見た。早川はニッコリと笑いながら頷いた。そして 「俺が自分の生徒殺すわけねぇだろ。するなら半殺しだ」 「半殺しでもするんすね……」 氷室はやれやれといった感じで前を向いた。 「ちょっと待った。これから皆の自己紹介するんだが、お前達からやれ」 「「はぁ!?」」 早川の無茶振りによってオレ達から自己紹介がスタートになった。 じゃんけんの結果オレが勝利。2番目になった。 「自己紹介は名前、属性、得意な魔法の実演、趣味の順番で頼む」 はーい。と皆が言ってから氷室の自己紹介が始まった。 「えっと、俺の名前は氷室 拓哉。んで属性は水の氷だ。今このクラスにいる君達に俺のオリジナル魔法を見せよう!たぶん他のクラスのやつには見せないぜ!」 おぉー!と皆が盛り上がった。 「じゃあ行くぜ! 我癒しの氷を望む者なり。その力により暗き魂に力を! [アイスフラワー] 」
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