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隣の氷室を見てみるとやっぱり固まっている。
『なぁ、なんで固まってんの?』
オレはわけがわからないから小声で氷室に聞いてみた。
『お、お前【闇極光極】を知らないのか!?てか2つの名って知ってる?』
『あれってあだ名みたいな物でしょ?』
『いやいや!2つの名って解りやすく言えば通り名だよ。そん中でもあの人はかなり有名人だぞ』
『へぇー。やっぱガーディアン何チャラってのは本当だったんだな』
『うん。下手したら殺されるぜ』
「そんな昔の話し忘れたわ」
「「そうか」」
「「……………え?」」
いつの間にか早川先生がオレ達の後ろで腕を組んで立っていた。
もしかしてまた聞かれた?
「もしかして聞いたりしました?」
氷室は顔に汗を浮かべながら早川を見た。早川はニッコリと笑いながら頷いた。そして
「俺が自分の生徒殺すわけねぇだろ。するなら半殺しだ」
「半殺しでもするんすね……」
氷室はやれやれといった感じで前を向いた。
「ちょっと待った。これから皆の自己紹介するんだが、お前達からやれ」
「「はぁ!?」」
早川の無茶振りによってオレ達から自己紹介がスタートになった。
じゃんけんの結果オレが勝利。2番目になった。
「自己紹介は名前、属性、得意な魔法の実演、趣味の順番で頼む」
はーい。と皆が言ってから氷室の自己紹介が始まった。
「えっと、俺の名前は氷室 拓哉。んで属性は水の氷だ。今このクラスにいる君達に俺のオリジナル魔法を見せよう!たぶん他のクラスのやつには見せないぜ!」
おぉー!と皆が盛り上がった。
「じゃあ行くぜ! 我癒しの氷を望む者なり。その力により暗き魂に力を!
[アイスフラワー] 」
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