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「魔法界を知らないって事は科学界出身か。2つ目はお前の家族や親戚、又は祖先が魔法使いとかあるか?」
科学界って何?オレ達は科学側の人間って事?
「それを聞いて何の意味があるんですか?」
オレは1回目の質問で恥をかいてしまったので早川に聞き返した。
「いや、無属性ってのはそう簡単に出てくる物じゃないんだ。だからな、家族とかに無属性が居たらって考えてみただけだ」
と早川は今のオレにわかり易いように説明した。
「祖先は知りませんが家族や親戚には魔法使いなんて居ません……多分」
「そうか!ありがとよ。もういいぜ。お疲れサン」
と言い早川はオレの自己紹介を終了した。
「んじゃ次は名前順に言ってってくれ」
それに従い生徒達は各自の自己紹介を始めた。
その中でも気になった人が3人ほど。
「ぼ、ぼぼぼくのななな名前はく、くくクリス=ワンポイントです。ぞぞ属性は自然です。と、得意な魔法は自然魔法のグロウです。ややややってみます」
と思いっ切り緊張し、言葉を噛みまくった眼鏡をかけた太った少年が1人目だ。魔法を唱える時、呪文みたいなのを噛みまくってしまい失敗し自分の眼鏡を割ってしまったという事故が起こったが後で早川先生に修復魔法をかけてもらい眼鏡は元通りに戻っていた。
魔法って便利だね。
「私の名前はシルフィ=ティティス!属性は水と火の2つよ!得意な魔法はオリジナルの【ウォーターヘブン】ね。ここでは危険だから使わないよ!趣味は魔法の研究とギルドで依頼をこなす事かな?これからよろしくお願いしま~す!」
と元気な調子で言ったシルフィ=ティティスという少女だ。何故かと言うとかなりの美少女だからだ。今まで見てきた女子の中で彼女は1番可愛いと思った。背は小さめだが髪の毛は綺麗な赤色で目は大きく顔の形もいい。神は彼女にこの世の女が欲しがる物すべてを与えたような、そんな存在だ。
「私の名前は神崎 優です。属性は闇で得意な魔法は呪い系ね。趣味は読者とお菓子作りとかかな?これからよろしくお願いします!」
3人目はちょっとおしとやかな雰囲気を持つ少女、神崎優。容姿もシルフィといい勝負でかなり可愛い。けど、魔法の呪いってあの娘が使ってる所だけは想像したくないな…。
そして、皆の自己紹介が終了した。
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