ショートストーリー 2人目の友達

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ジリリリリ---。 翌朝、オレは目覚まし時計の音で目覚めた。 「7時10分か」 すぐに布団から出て服を着替え朝食の支度をした。今日の朝食は食パンにコーンスープだ。何も無かったし(てか買ってなかったし)まあ、朝ごはんはこれでよかった。 そういえば、氷室を起こさなきゃな。 ------------------ 昨日、早川先生と別れたオレ達は学生寮に向かっていた。 学生寮とはこの学園に通っている生徒達が暮らす寮のことで、ただでさえ敷地が広いこの学園だ。寮もかなり大きい。グランドホテルぐらいあるんじゃね? 寮にが見えた時のオレはその凄さに感動し、そこら辺を走り回った。今思えば馬鹿なことしたな…。 中に入るととても素敵な玄関ホールがお出迎え、それにメイドさんや執事さんっぽい人達に迎えられ改めてこの寮、いやホテルの凄さを知った。 「新入生の方ですか?」 まだ部屋番号の知らなくて迷ってたオレ達は受け付けに居たお姉さんに声をかけられた。 「あ、はい。1-2の氷室と香川です」 氷室が言った後、お姉さんは「はーい」と言って部屋を探してくれた。 「お部屋ですが、香川様はD-310で氷室様もD-311ですね。こちらが鍵になります」 お姉さんさんはオレ達に部屋の鍵を渡した。 「あと、学園に登校する時や外出する時などは鍵を受け付けにお預けください」 「はい。ありがとうございます!」 オレは元気に返事をして自分の部屋に向かった。 「俺隣だからいつでも遊びに来ていいぜ!」 そう言って氷室は部屋の中に消えて行った。 オレもワクワクを押さえながら部屋に入ってみた。 「うわぁ!ひれぇー」 1人暮らしには広すぎる部屋であった。 バスルームにキッチン、テレビやインターネット環境まであるらしい。←来るまでに氷室に聞いた情報。 「そういやオレの荷物はどこかな?」 見たところ入口にはない。部屋の奥に進んでリビングに入った所で魔法界の引っ越し業者に頼んだ荷物が置いてあった。 1時間程で片付けたオレは暇だったので先ほど買ったゲームをやることにした。 「もう7時か。てか夕飯忘れてたな」 夕飯を作り食べて風呂に入り昨日は寝たのだった。
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