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----ウゥゥゥゥゥン!!
学園内にサイレンの音が響く。
「ん?なんだ!?」
飛び起きた俺は外が騒がしい事に気付く。
向こうに沢山の人が!
全員マスクや帽子で顔を隠していてよくわからないがこの学園の生徒では無いことがわかる。
先頭に立っていた人が前に出てきて手を挙げた。
すると上空から大量の隕石がふってくるではないか。
しかも狙いは校舎全体。
「やべぇ!」
とっさに後ろを向くとスパイルが何事もないかのように寝ている。
クソ!あいつ普通に寝てやがる!
俺はダッシュでスパイルの元に駆け付け起こそうとしたのだが全く起きてくれない。
「スパイル起きろ!マジでやべぇ!起きろって!」
全く起きないスパイルに俺は蹴りを入れた。おもいっきりだ
「がっ!て、てめぇ何すんだ!」
やっと起きたスパイルは起きてすぐに俺の胸倉を掴んできた。
「外見てから言え!」
--ボゴォォオン!
俺が言い終えた直後。校舎に1つの隕石校舎に激突し爆発した。
この爆発オリジナル魔法だな。普通隕石は落ちたら消える。
「な、何!?」
スパイルは慌てて俺に聞いてきた。
「多分テロだ!早く逃げるぞ!」
俺とスパイルはダッシュで図書室から逃げ出てとにかく外に出ようとした。
この学校にはいくつも出口がある。テロ集団が襲ってきた所は北口だ。
俺達はここから1番近い南口から逃げることにした。
「はあはあはあはあ」
焦っているためかとても息が続かない。
---ガシャン!
隣の校舎に隕石が落ちた。まずい!このままじゃ爆発をまともに受ける!だが俺達にも魔法がある。この爆発から身を守る魔法は…………。あった。最近授業で習ったやつだ!
「スパイル!障壁魔法だ!爆発するぞ!」
「あ、ああ!分かった!」
スパイルと俺は同時に障壁魔法を唱えた。
「「プロテクトシールド!」」
俺達の前に青い薄い壁が現れた。
なんとか間に合ったか。
---バゴォォォ!バキン
「えっ!?障壁魔法が破壊された?」
俺達の前にあった壁は爆発に当たった瞬間砕けた。
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