Episode 2 初めての授業と明かされる過去

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---バシャン。 相手が檻に捕まった音がした。 「ちょ!いきなり攻撃してきて更に檻!?やめてよ!」 女は反抗し魔法を檻にぶつけるが無意味。俺のMAXパワーの魔力が篭った檻だ。壊れたら俺が泣く。 「お前は自分が死ぬ姿を考えた事あるか?人殺しは普通にするくせに自分が殺される立場になってどう思う?」 女は黙り上目遣いでこっちを見てきた。 そんなもんしたって意味ない。俺の殺意を上げるだけだろ? 「……ごめんなさい」 女は泣きながら謝ってきた。 「はぁ?今頃謝る?いい加減にしろよ。自分の立場を考えてみろ。殺されて当然だ」 女は泣き崩れた。 女はズルイ、泣けば済むと思っている。俺はそんなに甘くない。 「その罪を数えながら苦しみながら死ね」 そう言い俺はユニゾンスペルの構えに入る。自分なりに最強な技を今回はMAXパワーで撃つ。はっきし言ってどうなるか分からない。が、俺は絶対奴を倒したい。たとえ広場や寮が壊れようとも。 「やめて……やめて……やめて」 まだ言ってやがる。俺は手に魔力を集中させた。そして、詠唱を始める。 「あばよ。 炎を司りし火の神よ、水を司りし水の神よ。汝が力を共鳴させ害をなす者を退け! ユニゾンスペル、【炎と水の共鳴1の舞】」 水の檻に更に水のコーティングが施される。これで絶対に逃げられない。 「--2の舞--」 奴が縛られた事を確認すると空に炎を打ち上げる。そこからドラゴンの顔を発生させ、ぶつけて爆発させる。 ---ジュワァァ! 水が蒸発する音、霧が辺りを覆う。何も見えない。が、この霧には特殊な能力がある。 魔力探知だ。そのおかげで俺は敵の位置がよく分かる。 敵は今うずくまっている。
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