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『ニート』という者は社会の最底辺だと聞いた事がある。
いい歳をしているにも関わらず親に養ってもらい、家の外に滅多に出ず部屋にこもりっきりでパソコンの掲示板サイトにはびこる始末。←科学界人間観察日記より。
てか、今はそんなのどうでもいい
ニートと言う言葉を聞いてオッサンは泣きはじめた。
「…うっうっううう。どーせニートですよ。てめぇニート嘗めたら痛いめ見るぞ!」
うおっ!いきなりケンカ腰になりやがった!
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*オッサンの攻撃。
オッサンは早川に向けて殴りかかってきた。
しかし、早川は1歩左にズレて回避した。
*早川の攻撃
攻撃を避けられて転んだオッサンに容赦無く蹴りを放った。
あまりの痛みにオッサンは気絶した。
早川はオッサンを倒した。
1の経験値を得た。
オッサンのゲームを取り上げた。
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「と、まあこれがゲームだよ」
なんとオッサンは自分の身を犠牲にしてまでゲームの良さを俺達に伝えようとした。
だが、ここでも勘違いが生じる。
「お、お前やっぱりゲームって殺人兵器じゃないかよ!」
オッサンに逃げられたスパイルは倒れているオッサンに言う。
「ち、違うのじゃ!君達軍人だろう!?今みたいなゲームはわかりやすく言えば戦闘シュミレーションみたいなものなり!実際には人を殺してなどいない!ゲームは架空の世界じゃい!」
戦闘シュミレーション……だと!?もしこれがあれば他国との戦争に勝てるかもしれない!
と馬鹿な考えが俺の頭の中を巡る。
「それは本当か?嘘だったらオッサンも軍に引き渡すぞ」
オッサンはコクコク頷いて俺にゲーム機とソフトとやらを貸してくれた。
そのタイトル。モ○スターハ○ター2G
表紙に見たことも無いドラゴンがかかれている。
「これはなんというものだ?」
俺の質問にオッサンは即答した。
「こ、これはですね。ハンティングアクションゲームと言って自分のキャラクターが出てくるモンスターを倒していくゲームです。はい」
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