ちょっとおじゃまします。

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説明から20分後。 俺は今ゲームにかなり熱中していた。理由?クソおもしれぇからだ。 「よし、いいぞ!………おっしゃあぁああああ!」 今のは俺がモンスターに勝利した嬉しさの叫び声だ。 俺が今戦っていたのは『ドスギアノス』と言う2足歩行のモンスターでかなり手強い相手だった。 「がっ!クソ!なんでアルテミスが嬉しがってた事言ったら怒るんだよ!?」 スパイルはさっきオッサンに進められて恋愛シュミレーションゲームとやらをやっている。 スパイルは1人だけ取り残され暇だからオッサンに何か貸してくれ、と言った所そんなゲームを貸して貰ったそうだ。 「なっ!?ちみはリア充だったのかい!?」 オッサンが何か叫んだがスパイルは気にも止めなかった。 あれからどれぐらい時間が過ぎただろう。俺達は完全にゲームにはまってしまった。止めようと思ってもやめられない。このゲームには虜の魔法がかかってるようだ。 「どうだい?ゲームの素晴らしさがわかったかい?」 オッサンは俺達を交互に見てお腹を掻いた。 「「はい!師匠!」」 こうして俺達はゲームを購入しオッサンとメアドを交換して帰って行った。 1つ重大な事を忘れていると気づかぬまま………。 ------------------- 俺は部屋に帰ってテレビをつけた。 ここで俺は忘れていた事を思い出す。 『先程、とあるゲームショップから警察に電話がありました。内容は「変な男に体を縛られた、助けてくれ」と連呼しているもよう。警察が取り調べに行った所、店長の独り言だったと店員が証明。いたずら電話に終わりました』 「……忘れてた」 そう、あの店の店長を縛っていた事に。でも捕縛魔法と言うのは相手が気絶したら自動的に消えるのだ。結果的に魔法界にばれなかったからめでたしめでたしだ。 その後、夜遅くまで俺がゲームをやっていた事は言うまでもない。
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