プロローグ

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「はぁ…、なにしてんだろ…私…」 少女が誰となしに呟く。 『おーい!!』 「ふぁい!?にゃんでぃしょう!?」 狼狽える少女、心なしか顔が赤いようだ。 『そこのボール此方に蹴って!!』 「あ、はぁい!」 少女は足元にあったボールを少年へ蹴り返す。少年と同い年くらいだろうか、心なしか表情は暗い。 『…ねぇ、何で泣きそうな顔してるの?』 「…?」 『ねぇ、遊ぼう!一緒にさっ!』 「……うん!!」
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