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短くなったタバコを灰皿に押し付けると、両腕を大きく広げて窓のカーテンを閉めた。
ゆっくりと後ろを振り返り、ソファーに向かうと仰向けで寝転ぶ。
全身を預けた途端に睡魔に襲われ、瞼は重くなり視界が閉ざされていく。
そして、彼はそのまま深い眠りに落ちて行った……。
この日を境に、結城たち四人の運命はどう変わるのか?
犯罪者との戦いに終わりはあるのか?
桐野への復讐を果たすことはできるのか?
様々な疑問が渦巻くなかでこの時、日本に存在する"本当の闇"に気付いていた人間は極僅かだった……。
結城がその正体に辿り着くのは、もう少し先のことになる。
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