廃部宣言(□)

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「……だから」 「じゃあさ?」 澪の言葉は、けれど相手の言葉に遮られてしまった。普段は、自分が言い終わるまで待ってくれるのに。 むうっと口をへの字に曲げながらも、眼差しで竜治の話の続きを促すと――何故だかニコニコ笑いながら、思いがけないことを言われた。 「幼なじみじゃなくて、彼氏になったら送り迎えさせてくれる?」 「…………えっ?」
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