プロローグ

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彼女は屋上の柵を越えた向こう側に立っていた (あと一歩でも踏み出せば、すぐに楽になれる…。) しかし、彼女は楽になるコトはできなかった。 いや、その資格すら持っていなかったと言うべきか 痛みから楽になれないコトへの苛立ちからか、彼女は声にならない叫びを上げながら自分の拳で頭を打った (何で、何でなのよ!?後少しなのに…)
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