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━一方長曾我部軍では━
「アニキ…大丈夫っすか?」
長曾我部軍の総大将である元親がひどい風邪で寝込んでしまいかなり心配そうに野郎共が入れ替わりに元親の看病をしていた
「あぁ…大丈夫だ…」
熱の為かほんのり頬を赤く染めながら言った
「ア、アニキぃーー!!大変ですぜ!!」
野郎が慌ただしくやって来た
顔は……カラクリをいじっていたんだろう…
真っ黒だ…←
「どうした…」
ダルい身体を起こせば野郎を見て言った
「も、も、毛利の船が…船が来てるんすよ!!」
真っ青な顔を上げてそう言った
「なっ…元就の船が!?」
来るなって言ったのに…と思いながらそう言った
「アニキ…どうしやす?」
野郎達が心配そうに元親を見て言った
「…ふぅ…通してやれ…」
俺の部屋に直行で案内しとけ…と言って布団に入ってしまった
「り、了解っす!!」
バタバタと駆けていき要塞への入り口の門(?)を開ける準備を始めたのであった…
「…(来るなら来るって書状送ってこいよな…)」
そう思いながら布団の中に籠る元親であった
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