12人が本棚に入れています
本棚に追加
この時期はだんだんと寒さが厳しくなってきて風邪もひきやすい…
まさか、馬鹿だと思っていた奴が風邪をひくなどと考えていなかった…
いつも日の落ちる前には来るはずの奴が来なくなって早1週間たった…
「今宵も来ぬか…」
開け放たれた部屋の縁側に座りながら地面に木の枝で八本目の線をガリリッとかいた元就は冬特有の雲1つもない夜空を見上げて言った
「元就様…もう今宵も寒いのでもうご就寝されてはいかがでしょうか…」
後ろに控えていた家臣が静かに元就に声をかけた
「……あぁ…」
渋々冷えてしまった体を擦りながら部屋に入り布団に入り目を閉じて眠りについた
その朝に驚きの書が届くとは知らずに…
最初のコメントを投稿しよう!