始まりの音

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「晴海ぃーーーー!」 背後でそんな声がしたかと振り返ろうとしたら、後ろから飛びつかれた。美世だ。 『一ノ瀬美世。私の親友。暇あればかっこいい男を探している。』 「あぁ、美世か(*^□^*)。美世はなに組だったのー?」 私は私にくっついている美世を離しながら聞いた。 「えー?知りたいのぉー?知りたいよねぇー!教えてあげるよぉー♥なんとねぇー、、、B組なんだよぉ☆」 あ!一緒だ(∩∇`) ほっとしていると美世が名簿を見ながら 「それよりぃ、誰かいい男、いないのぉ?カズでもいいのょぉ??」 といってきた。カズとは私の彼氏のことだ。 本名、木村一秀。女子がみんなメロメロになってしまう美貌の持ち主。 まあ、私もその美貌で彼のことが好きになったんだよねー😅 「もちろん晴海はカズと一緒じゃなきゃねぇー♥?」 そんな美世のからかいを無視しながら私はまた名簿に目を走らせる。 美世も名簿とにらめっこしながら「こいつと一緒かぁ⤵」とか「この子、性格はいいんだけどねぇ……」とかいってる。 一通り目をとおしたら、カズとは同じクラスじゃないことが分かった。 ちょっと残念⤵⤵ でも私達の関係は変わらないし👍 ……そんなこと考えてたら隣から叫び声が聞こえた。 「イヤァーーーーッ!!!!!!!」 美世だ。。。 「どうしたの?」 すると美世は名簿を指さしてこう言った。 「川野翔平と同じクラスなの…………!!」
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