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「あぁ…それは恋してんじゃない?」
桜井がにやけながら言った。
さっき買ったばかりの
ヴォルビックを
噴き出してしまった。
「んなわけないだろ?あいつ後輩だぜ!!」
「そんなこと関係ないでしょ。気づかないもんなのよ。自分では。」
そんなわけない。
これまで俺が好き
という感情を
抱いたのは
「かりんとう」
くらいだ。
さらにそれはloveの方じゃなくlikeの方だった。
「そうなのかな。」
「まぁ頑張りなさいよ」
そう言い残し
またどこかにいった。
(これが¨好き¨なのか)
何だかすっきりした。
早速聞きに行こう。
あいつに。
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