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C7は俺が入学から
大事に歌っている曲だ。
そんな思い入れがある曲から始まったライブ。
周りを見渡せば
みんなが
応援してくれている。
さっきいた2人の
女の子もしっかりと
こっちを見て
聞き入ってくれていた。
「ありがとう
ございました~!!」
ライブは大成功で
幕を閉じた。
メンバーとの
反省会で
気付けば
7時を回っていた。
片付けを早急に済ませ
視聴覚室を後にする。
「んじゃまたね~」
「お疲れ様でーす」
「また明日~」
みんなが思い思いの
挨拶をして学校の門をくぐった。
俺はじゃんけんに
負け、鍵を返す係に
された。
(くそっ!今日すぐ楽器屋行きたかったのにっ!)
「あの~」
「へっ?」
ものすごく考え事を
していていつもより
数倍高い声が出た。
「酒井千春です。
覚えてますか?」
(覚えてますかって…
記憶力なめるな(・o・)ノ)
「あぁ覚えてるよ。
どうしたの?」
「あの…かっこよかったです。」
「ほんとに?
ありがとう。」
「あとアドレス
教えてもらえませんか?」
(キター!!俺の時代がとうとう来たか!!)
「ギターの先輩の。」
「…………いいよ。」
(まさかの<本人に聞くのは…けどあいつなら全然聞けそうやからとりあえずあいつに聞こう>パターン………)
「本当ですか?
ありがとうございます!!」
「うん…」
期待した分落ち込んだ…
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