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「さっき誰かに呼ばれてるような、変な感じがしたんだ」
夕暮の言葉を聞いて少女は鼻で笑いながら、説明を始める。
「魔法学園に入学する生徒はパートナー、契約者が必要になる事は知ってるな?」
少女の問いかけに夕暮は無言で頷く。
それを見て少女は満足そうにしながら、スピーチする人みたいに言葉に力を込める。
「パートナー同士は誰に教えられる訳でもなく、本能で分かりあえる‥‥‥ここまで言えば分かるよな?」
夕暮は少女の言葉を思い出しながら、考えて、自分なりの答えを捻り出す。
「俺がさっき感じたのは、本能が君の存在を察知したって事?」
「中々頭の回転は早いな。その通りだ」
夕暮は改めて目の前のパートナーと名乗る少女を見つめる。
スカートから覗く細くみずみずしい脚。
出る所は出て、締まる所は引き締まってる完璧な体。
黒真珠のような美しい腰まで伸びる黒髪。
なにより、エメラルドのように輝く瞳が印象的な超絶美少女だ。
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