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「はふぅ。甘くて美味しいですぅ」
お望み通りにクレープを口いっぱいに頬張り幸せそうな魔女っ子。
そんな魔女っ子を夕暮は微笑ましい気持ちで眺めながら、自分もクレープをパクつく。
一通りクレープを食べて一段落した所で、夕暮は本題に入ろうと魔女っ子に、
「それで、俺に話ってなにかな?」
「そうでした!ようこそ。紫水 夕暮君。我が魔法学園にようこそです」
クレープを一旦頬張るのを止めて、営業スマイル満開で夕暮に向き合う魔女っ子。
夕暮はそんな笑顔には反応せずに違う事に引っ掛かって、魔女っ子の話を遮る。
「我が魔法学園ってどういう事?」
「えっ? あぁ、自己紹介がまだでしたですね。こほん。ホグワー・・・・・・アンデルセン高等魔法学園の理事長兼校長のマリアですっ!」
突っ込みたい事が多々あるが、夕暮は取り敢えず今の気持ちを言葉で表現する。
「えぇぇぇぇぇぇ!?」
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