481人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
絶叫をして、脳が冷静になった所で夕暮は一目も憚らず日本古来の謝罪スタイルをとる。
「数々の無礼。本当にすいませんでした!」
地面に頭を擦り付ける勢いの夕暮。
いやもう顔面おろし状態。
校長兼理事長のマリアはもうビックリして、思わずクレープを落とす。
「い、いきなり土下座なんてしてどうしちゃったです? あぁ!君が土下座なんかするから、ビックリしてクレープが・・・・・・うわぁぁぁん!!」
地面に虚しく落ちた、中の具が飛び散ったクレープを見て、涙ぼろぼろのマリア。
そんなマリアを見て戸惑いながらも、謝罪を続ける夕暮。
「新しいのを買いますので、退学はご勘弁ください」
「うわぁぁぁん・・・・・・ひっく!た、退学ってどういう事です?」
「お偉いさんとも知らずに、無礼な事ばかり言ってしまいまして・・・・・・」
言いながら夕暮はマリアに対して行ってきた行動を思い出しながら絶望する。
でも仕方ないんだ、夕暮は心の中で言い訳する。
身長は140センチあるかどうか。
もちろん胸もぺったんこ。
髪も黒くおかっぱ。
誰が見てもお子様と言う体系。
最初のコメントを投稿しよう!