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そう言ったカルマがニヤリといつもの意地悪そうな笑みを浮かべたのを見て、どん底な気分が浮上してくる私は単純なのか、それともカルマに調教されているのか。
どちらにしても気持ちが楽になれたのはやっぱりカルマのおかげで。
私はもう、カルマ無しでは生きていけないんじゃないかなんて思ってしまった。
「カルマ!」
抱き付けばカルマの匂い。
世界一安心する匂い。
抱き上げられてベッドの中に寝かされて、隣にはカルマの温もり。
病院であれだけ寝たというのに、眠気が急に襲ってきた。
感情の起伏が大きくて疲れたんだと思う。ジェットコースター並だった……
重くなる瞼に逆らえず深い眠りに旅立つ間際、カルマの声が聞こえた気がした。
『──────』
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