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「とにかく私は承諾したよ。好きなだーけウチに居て、好きなよーうにして暮らしてちょうだい。ね?」
「あーそうそう、それ。好きなだけっつっても流石にいつまでも居られねえだろ? ひとまずの予定としちゃ……」
「いいよいいよ細かい話は。また、後で聞かせて。それよりも……ずっとゆっくり休めてないでしょうエリシアちゃん? 布団位ならささっと出せるし、用意してくるわね。もう日が出る時間だけどさ」
柄にもない親切心を発揮して、藍が居間を飛び出していった。
どうにかエリシアに気に入ってもらおうとアイツなりに必死のようだ。人の話しも聞かねえでまあ……、甲斐甲斐しいこって。
「ふぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーー……」
藍の足音が二階に上がる頃、俺にひっついて背中を暖めてくれるちゃんちゃんこと化していたエリシアが、耳元間近で盛大な溜め息を垂れ流した。
今まで息してなかったんじゃねーのって位開放感溢れる吐息。
実際息が詰まる思いだったんだろうよ……藍が居た間ずっと体が強張ってたかんなコイツ。
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