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目を覚ますと皆が心配そうな顔をして俺を見ていた。
海斗「おはよう皆」
何気ない挨拶をすると渚がいきなり抱きついてきた。
海斗「おわっ」
渚「色々とお世話になりました。お姉ちゃんとまた逢わせてくれてありがとうございます」
渚が泣きながら言う。
海斗「たまたまだよ。気にしない気にしない♪」
そう言って頭を撫でる。
渚が泣きやみ、我に返り慌てて離れる。
渚「と、突然抱きついたりなんかしてご、ご、ごめんなさい!!!」
海斗「ハハハ」
それを見て笑う俺。
つられて皆笑う。
海斗「渚ちゃん。梓のこのギター・・・・・・・・俺にくれないかな?」
渚「はい。そのほうがお姉ちゃんも喜ぶと思います」
海斗「ありがとう。俺のギターは梓にあげることにするよ」
そう言ってライブハウスから出て、河原へ行く。
ドラム缶の中に火をおこし、そこに家から持ってきたギターを入れて燃やした。
ちゃんと梓に届くようにと皆で願いながら・・・・・・・・・・・。
[ライブハウス]編・・・・・・・・・完
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