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看護婦「では話しますね。皆さんも聞くんですか?」
亜美・紗耶香・陽平「はい」
看護婦「わかりました。私も聞いた話なんですが・・・・・・・・・・・・・・・・」
ここは50年程前は違う病院だった。
当時の病院では、4人部屋の病室の3人が、1人の患者を虐めていたそうだ。
それは酷く虐めていたみたいだったのだが、医者も看護婦も誰も助けてくれなかった。
虐められていた人は耐えられなくなり、遂には首を吊って死んでしまったらしい。
首を吊る前に、虐めていた3人の持ち物に自分の血をかけて、紙に血で[許さない]と書いて置いてあったそうだ。
そしてそれから一週間後に虐めていた1人が変死し、また1人、そして最後の1人も変死した。
その後、その病院は閉鎖され、壊された。
それから30年がたち、今の病院が立てられたそうなのだが、俺がいる病室に入院した人は亡くなる人が多かったそうだ。
死んでもおかしくない人から死ぬわけがない人まで・・・・・・・・・・。
病室に長くいると突然死などをするらしい。
だが、病院なので人の死はつきまとう。
最初は不思議には思わなかったらしいが、今では看護婦や医者の間で噂になっているそうだ。
でも今までは2週間以上その病室にいると、徐々に体調が悪くなるから、それ以上の入院期間の人は、部屋が空いていてもいれなかったらしい。
だが、昨日亡くなったおじさんは昨日で入院1週間だった。
看護婦「というわけなんです。緋那瀬さんは1週間の入院だから大丈夫ということであの部屋になったんです」
亜美「病院自体が違うのになんでそんなことが起こるんですか?」
海斗「部屋番号が一緒なんじゃないか?違う病院でも同じ場所の同じ部屋番号ならおかしくはないからな」
看護婦「緋那瀬さんの言うとおりです。」
海斗「後の2人もきっと何かを見たんだろうな。だから変なことを言っていたんだろう。他の部屋は空いてないんですか?」
看護婦「今はどの部屋も空きがないんです」
ゾクッ
海斗(な、なんだ・・・・・・・・・・?)
もう逃げられないよ・・・・・・・・。
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