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海斗「なっ・・・・・・・・・・・」
何が起きたのかわからなかったが、メスと注射器は俺ではなく、看護婦自身に刺さっていた。
あ゛あ゛ぁぁぁ・・・・・・。
看護婦は、この世のものとは思えない叫び声をあげた。
すぐに注射器とメスを自分の体から抜き、俺を睨みつけて襲いかかってくる。
上に逃げて・・・・・・・・・。
海斗(なっ、誰だ?・・・・・・・・なんか懐かしい・・・・・・・)
今までとは違う声が聞こえてくる。
聞いた事がある声に素直に従って、貯水タンクがおいてある場所に続く梯子を登る。
梯子を登りながら下を見ると、看護婦が叫び声をあげながら暴れまわっていた。
それを見て怖くなり、梯子を登るスピードをあげる。
海斗(看護婦はここにいるけど、あの男はどこに行ったんだ?)
看護婦に与えられた恐怖で忘れていたが、あの男がいない事に気付く。
しかし
逃げれないよ・・・・・・・・。
気付くのが遅かった。
ドンッ・・・・・・・・。
その男は、梯子を登りきった俺の体を押した。
海斗「う、嘘だろ?マジかよ・・・・・・・・・・うわあぁぁぁぁぁぁ」
俺は屋上にではなく、屋上の柵を越え、下まで落ちていった。
ドンッ!!!!!!!!!!!!
ドサッ・・・・・・・・・・・・・。
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