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海斗「返事が返ってくるはずないよな」
あの時のお礼だよ・・・・・・・・・・・・・・・。
海斗「えっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
聞こえてきた声に変な声で返す。
海斗「今の声・・・・・・・・・・・」
やっぱり聞いた事のある声。
海斗「そっか。ありがとう・・・・・・・・・」
その声が誰かわかり、お礼を言う。
海斗「おかげで助かったよ」
それ以降返事は返ってこなかったが、大丈夫と言われたので自分の病室に戻る。
俺以外誰もいない病室に。
そう思っていたが、病室に戻ると襲ってきた看護婦が立っていた。
そして突然
看護婦「ごめんなさい。それと・・・・・・・・ありがとう」
そう言って消えていった。
海斗「なっ・・・・・・・・・生きてなかったのか・・・・・・・・」
人と霊の区別がつかなかったのはこれが初めてだった。
そしてそれはこの時だけだ。
何の為に俺に近付いてきたのか。
ごめんなさいとありがとうの意味。
あの男は何故いなくなったのか。
わからないことだらけだ。
わかったのは助けてくれた奴だけだ。
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