配達

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トラックを走らせて1時間程で得意先に着いた。 海斗「相変わらず見た目も怖いなぁ」 見た目だけで背筋に悪寒が走る。 海斗「頑張ってさっさと荷物を降ろして帰ろう」 何時もの二倍は動く勢いで、気合いを入れて敷地内に入って行く。 ヒヤリ・・・・ 敷地内に入っただけで温度が下がる。 海斗「いつきてもここは寒いな」 文句を言いながら倉庫の中にトラックで入っていく。 海斗「昼間なのになんでこんなに暗いんだよ」 真っ昼間で電気もついているのに薄暗い倉庫。 倉庫の入り口に伝票を置きに行くと、書き置きがしてあった。 海斗「・・・・・・・・・・・・嫌がらせかよ・・・・・・」 書き置きの内容は、珈琲300ケースを奥の部屋の入り口手前の右側に置いて欲しいというものだった。 海斗「奥の部屋じゃないだけマシか」 できるだけポジティブに考えて荷物を降ろし始めた。 降ろし始めて10分程、何事もなく経過した時 ゾクッ ダッダッダッダッダッ!!!!!! キャハハハハハハ 笑いながら走り回る子供がでてきた。 海斗(やっぱりでてきたか) なるべく気にせずに荷物を降ろしていると ゾクッ ウフフ・・・・・・・・・。
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