本当にあった怖い体験

配達

道はアイツがいる階段しかない。
ここから下に飛ぶには高すぎる。

海斗｢八方塞がりか･･･････｣

カン･･････････カン････････カン･･･････。

海斗｢嫌だ！嫌だ！！嫌だ！！！｣

カン･････カン･･････カン･･････。

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ･･････････････････････････････････････

もうすぐそこまで来ているのを見て、一心不乱にドアノブを廻す。

カン･･････カン･･･････カン･･････。

ズル･･･････ズル･･･････ズル･･････。

アイツが階段を上りきってこちらへ近付いてくる。

海斗｢クッソーーー！！！！｣

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャン････････。

海斗｢！！！！！！｣

ギィ････

突然鍵が開く音が聞こえてドアが開いた。