配達

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ドアが開いたので急いで中に入り込んで鍵を締めた。 海斗「古い建物だし、ドアノブ廻しまくったから開いたのかな?」 鍵が開いた理由を考えてみる。 勝手に開いたのか、誰かが開けたのかはわからないが、とりあえず助かった事に素直に喜ぶ。 海斗「とりあえず助かったみたいだし、よしとするか。アイツはどこに行ったんだ?」 ガラスに近づき倉庫内を見渡す。 海斗「いない・・・・・・・・」 どこにもいなかった。 倉庫内のどこにも・・・・・・・・。 海斗「・・・・・・・・・・」 嫌な予感がする。 そう思った矢先 フッ 突然電気が消える。 海斗「停電?」 昼間、電気がついていても薄暗い。 なので電気が消えて、ほとんど見えなくなってしまった。 海斗(まだ荷物残ってんのに・・・・・・・・・どうしよう・・・・・・・・・) 荷物を降ろし終わっていたのなら急いで帰るのだが、荷物が残っているので帰るに帰れない。 下を見る。 海斗(いつまでもここにいても仕方ない) よく倉庫内を見ていないのを確認して、下に行くのを決意する。 海斗(急いで降ろして早く帰ろう) そう思い、携帯のライトを付ける。 海斗「・・・・・・・・・・・・」 ゾクッ・・・・・・・・・・。
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