配達

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奥の部屋に入った後、部屋の真ん中ぐらいで体に自由が戻った。 周りを見渡すと、腕がない人、足がない人、下半身がない人、頭がない人、様々な者がいた。 海斗「!!!!!!」 叫んでいるつもりなのだが、声が出てこない。 海斗「・・・・・・・・・・・・・・・」 段々頭が重くなり、意識がなくなっていく。 海斗(頭がボーっとする・・・・・・・・・・何も考えられない・・・・・・) 皆がこちらへ歩いてくるのを見ながら意識はなくなっていった。 気がつくとトラックの荷台でうつ伏せに倒れていた。 海斗「・・・・・・・・・・・・・・」 ボーっとする頭で、何故ここで寝ているのか考えたが、この時は何故か何も覚えていなかった。 海斗「あれっ?・・・・・・・・配達終わったから帰ろう」 頭がボーっとしていたまま会社へと帰っていった。 会社に帰ってもボーっとしていたままだった。 増田「どうだった?」 増田さんの質問に対して 海斗「別に何も・・・・・・・・・お疲れ様でした・・・・・・・・」 そう言って帰っていったそうだ。 このやりとりもまったく覚えていなかった。
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