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高校は、どこに
高校を選ぶのになにも将来になりたいものもないし。
大学なんて家の経済力じゃとても無理。
アル中っぽい…お父さん。
毎晩お酒を飲んでは、暴れるし。
そんなお父さんと早く別れちゃえばいいのに…
お母さんは、今日も朝から晩まで働きっぱなし。
いくら働いても子ども3人にアル中1人追い付くわけない。
しかも、おばあちゃん最近病院に入ったり出たりの繰り返し。
それでも、高校には、行かせたいらしい。
適当に入るかぁ~
そんな中学3年のある日。
お母さんが持ってきたパンフ。
県外の私立女子高
寮完備、三食付き
ことごとく、お父さんと対立してきたからなぁ。
酔って暴れるお父さんって、すごく嫌い。
働きもしないで偉そうに。
小学生の頃は、耳をふさいで布団をかぶっていたけど…
もう耐えられない!
「もう、ちゃんと仕事してお酒もほどほどにしてください!」
そんなことでぶつかっていた私が不憫だったのか…
私立って…
お金かかるんじゃ?
お母さんは、大した変わらないから。
夜もちゃんと寝れるしねって笑った。
私が家にいると喧嘩しちゃうし…
私は、家から離れて暮らすことを選んだ。
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