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4時間目の授業が終わり弁当を持って急いで校舎の屋上へ行く小林冬馬の姿があった。 普段立ち入り禁止のそこにある人物に呼び出しのメールをしたからだ。 その人物を待ちながら弁当を平らげた冬馬は中々現れない待ち人に苛立っていた 「クソッ!何やっているんだ。 昼休みが終ってしまうじゃないか。」 独り呟いてふと、来ないつもりじゃないか?と考えたが そんなことをすればどうなるかあいつだってわかっている。きっと来る筈だと、思い直した時 ドアが開く音がした。 やっと来たなと、見たがそこには待ち人ではなく冬馬が思いもしなかった生徒指導の教員である国見の姿があった。 国見は冬馬を確認すると真っ直ぐ歩いて行く。 冬馬の前まで来ると有無を言わさぬ物言いで 「来なさい」と言った。
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