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冬馬からのメールは脅迫と呼び出しの文句と共に深雪がセフレとキスをしている写真の画像付きだった。犯人に、心当たりはない。犯人が誰か知りたかったのもあるが、深雪が呼び出しに応じたのは暇潰し程度の軽い気持ちからだった 呼び出されたのは昼休みに校舎の屋上 待っていたのは冬馬 見かけたことはあるが優等生くらいの認識しかない。金を要求されたらぶん殴って逆に脅してやるつもりだったが驚いたことに冬馬は深雪の身体を要求してきた。『優等生という生き物は理解できない』心の中で呟いた。 深雪は脅されて仕方なく要求に応じる風を装いおとなしく冬馬にキスを許した 『こいつキス下手くそ。しかも震えてんじゃん。こんなんで俺を楽しませてくれるのか?』 深雪が内心面白がっているとは冬馬は気付くはずもなく深雪を手に入れたつもりでいる
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