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奈緒
「知らないって言うより声にならないんだ。 普通に話は出来るんだけど名前とか言おうとしても声が出ないの」
新
「なのに好きなわけ?」
奈緒
「好きってわけじゃなくて夢に出るから気になってるだけだよ」
新
「ふーん…」
優花
「あっ、奈緒と新こんな所に居たですか」
奈緒
「どうしたの?」
新
「何だよ」
優花
「駅前に新しいクレープ屋が出来たので今日一緒に行きませんか?」
新
「ああ、あそこクレープ屋になったのか」
奈緒
「僕はいいよ」
新
「奈緒が行くなら俺も行くっ!」
優花
「なら、決定です。 ああ、それと奈緒に手紙を預かって来たですよ」
新
「井上奈津実って三年の美人な人じゃん!」
優花
「奈緒は本当にモテるです」
奈緒
「興味ないよ」
新
「勿体ねぇ! 奈緒ってばモテるのにまだ誰とも付き合った事ないよな」
優花
「確かにそうですね」
奈緒
「いいじゃない、それより移動教室だから行こうよ」
新
「やっべっ! 次って科学の伊藤だよなっ?」
優花
「早く行くですよ!」
奈緒(M)
「好きって何? きっと、僕は一生誰とも付き合う事なんてないんだろう」
奈緒
「待って!」
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