成人と旅立ちの儀

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「アルビオール2号機の操縦士としてノエルにも来て頂きました」 「ご迷惑をおかけします」 ジェイドが説明すると、ノエルが軽くお辞儀をする。 「ノエルは一応戦闘には参加しますが、あまり無理をさせないように。ノエルも無理は禁物ですよ。いざ操縦、という時に倒れられては迷惑ですし」 ジェイドがノエルとルーク達に忠告をする。 「じゃあノエルの武器は何だ?」 ルークが疑問を浮かべると、ノエルは小型譜銃を取り出しルークに、これですよ、と言って見せる。 「まずは港に行って連絡船に乗りケセドニアへ行き、そこからローテルロー橋を渡りタタル渓谷を目指します。」 「カイツールの検問所は越えないのか?」 「私達は旅券がありませんからね。仕方ありません」 「あ、そっか。私達タタル渓谷行くのにアルビオール使ったもんね」 ジェイドがルークの疑問に答えるとアニスが、なるほど、と記憶を蘇らせる。 「じゃあ、早く行こうぜ。アルビオールが盗まれたら大変だしな」 ルークがジェイド達を促すと、ルーク達は左側の天空客車に乗り港へ。 「ケセドニア行きの連絡船は出るか?」 「はい。丁度5分後に出港する所です」 ルークに向けキムラスカ兵がお辞儀する。 「じゃあ、乗らせてくれ」 「了解しました。よい旅を」 そして、乗船代金を払ってルーク達は連絡船に乗る。
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