11人が本棚に入れています
本棚に追加
｢ﾈｳ･ｳﾞｧ･ﾈｳ･ｸﾛｱ･ﾄｩｴ･ﾚｲ･ﾚｲ…｣
ﾃｨｱが譜歌を詠う。
ｼﾞｪｲﾄﾞも詠唱中だ。
｢つ、貫けｯ！ﾚｲｼﾞﾚｰｻﾞｰ！｣
ﾉｴﾙは少し戸惑いながら、ﾎﾞｰﾎﾞｰに向けた譜銃の銃口からﾋﾞｰﾑを撃ち出す。
ﾃｨｱはその技を見て、ふとﾘｸﾞﾚｯﾄを思い出す…が、詠唱中で意識を集中させる為そんな思いは今は忘れる。
ｼﾞｪｲﾄﾞとﾃｨｱの譜術が完成。ﾀｰｹﾞｯﾄは…ﾐｸﾘｸｯｽだ。
｢ﾃﾞｨﾊﾞｲﾝｾｲﾊﾞｰ！｣
ﾐｸﾘｸｯｽを中心に幾つもの雷が落ちる。
しかし雷は、ﾗｲﾄﾆﾝｸﾞ位だった(ﾃｲﾙｽﾞｵﾌﾞﾌｧﾝﾀｼﾞｱ等を参考)。
｢…ｸﾞﾗﾝﾄﾞｸﾛｽ！｣
ﾐｸﾘｸｯｽの足元に譜陣が現れ、光が上昇し、"小さな"十字架を描く。
魔物は全員倒れ、音素に還って行った。
戦闘終了した後、ﾙｰｸがとある事に気付く。
｢何か、譜術が弱いな。何つーのかな…あ、そうだ。封印術喰らってるーみたいな感じ？｣
｢まぁ…ﾌﾟﾗﾈｯﾄｽﾄｰﾑが停止していますからね｣
それにｼﾞｪｲﾄﾞが答える。
｢あ、そっか…譜術士って大変だな。｣
｢まぁ、第七音譜術士は特に大変でしょうね｣
｢えぇ。私(わたくし)の取得している治癒術もほとんどが使えなくなりましたし…｣
ﾅﾀﾘｱが困ったようにﾙｰｸに話をする。
｢まぁ、とにかく。ｱﾙﾋﾞｵｰﾙ2号機が先ですよ｣
ｼﾞｪｲﾄﾞが促すと、ﾙｰｸ達はﾀﾀﾙ渓谷に向け歩いて行く。
最初のコメントを投稿しよう！