業の石柱

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俺達が綾瀬の言葉に納得していると綾瀬は由美と美咲にニヤリと笑うと話を続ける 「見せてやろうか?業の量(ハカ)られ方を」 そう言うと、綾瀬は赤黒い壁に手をあて念じるように何か唱えると壁は無くなり辺りは霧に包まれる 俺達を取り囲み並び立つ墓標のような柱群 「見えるだろうこの柱一つ一つが。業が無くなる、その日まで閉じ込められ生前の最も苦痛な瞬間、まぁ大体死ぬ瞬間だろうが繰り返すんだ…何度も何度も何度も」
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