カイシン

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…ロク…ナナ…ハチ…キュウ…ジュウ…」 静かに目をあけると見慣れた体育倉庫だった。みな座り込んだ状態で貴子だけは伊月の膝元を枕のようにして眠っていた 「………んっ……洋子?」 気がついた貴子は目をこすりながら体を起こす 「洋子さんはここにはもういはらへんで、先輩」 伊月の言葉に貴子は目をふせるがすぐに笑顔になって立ち上がる
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