ex‐father

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「エミリアちゃんについていくで」 伊月さんが僕の肩をグイと掴んで奥へと進み出した 僕を間に挟み兄貴達はギシギシと鳴る廊下を歩く、所々に人ならざる者の姿がみえるが彼らは僕たちについてくる影に侵食され、断末魔の叫びをあげ同化されていく 「なんなんだアレは…」 兄貴の独り言にも近い問い掛けに僕は歩きながらエミリアの記憶で視た事を話したのだった
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