14人が本棚に入れています
本棚に追加
「なッなに見てんだよッ///」
そう言って真っ赤になって顔をそらす彼がとても可愛かった。
クスッ
「わ、笑うんじゃねぇッ////」
そう言ってよけい赤くなる獄寺。
「獄寺さん照れてるんですかー?以外と可愛いんですね♪」
「バッち、ちげぇよッそれに可愛いって言われても別に嬉しくねぇッ!!」
「獄寺さんって怖い人だと思ってたけど怖いだけじゃないんですね」
「どういう意味だよ!」
「倒れてる私を助けてくれたしおかゆも作ってくれました。それに照れてる所、可愛いです」
「なッ///」
赤くなってまた顔をそらす獄寺。
「ったく……お前といると調子狂うぜ」
そう言って壁にもたれながら赤い顔を隠すように片手で顔を覆った。
その姿がまた可愛くてキュンとしてしまった。
「それにしても獄寺さんの家……以外とキレイなんですね」
「ほとんど寝るだけの家だしな」
「1人暮らしなんですか?」
「まぁな」
彼の部屋をよく見るとゴミ箱にはカップめんばかり……
「ちゃんとご飯食べてるんですか?」
「朝と昼はあんま食わねぇし夜はカップめんばっかだな」
「ダメですよ!!…私が作りましょうか?」
「別に作らなくてい……」
「大丈夫です!!これでも料理には自信ありますから」
「ちっ……好きにしろ」
「じゃあ明日から作りますね!!」
「あぁ」
ふと時計を見ると……8時。
「あッ私そろそろ帰らないと!!ごめんなさいッ今日はありがとうございました!」
「あ、あぁ。気ィつけて帰れよ」
「はい!!」
私は鞄を持って玄関に向かった。
「じゃあさようなら」
手を振ると彼も片手を上げた。
そして家の中に入っていった。
やばッ早く帰んないと怒られるッ
そして、私は彼の家を後にした――
最初のコメントを投稿しよう!