Name 「獄寺」

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Name 「獄寺」

学校帰り、10代目と分かれて家に向かってたら道で女が倒れていた。 近寄って頭を触ると……熱い。 「ちっ」 …10代目なら助けるよな。 「はー。しょーがねぇ」 そんまま家に連れ帰った。 ――3時間後―― 「あッ私そろそろ帰らないと!!ごめんなさいッ今日はありがとうございました!」 …もう帰んのか… って俺何考えてんだ!? 「あ、あぁ。気ィつけて帰れよ」 「はい!!」 女は鞄を持つと外へ出ていった。 「じゃあさようなら」 そう言って無邪気に笑いながら手を振る女に俺はなぜかドキッとしてしまった。 俺は片手を上げて家に戻った。 「…変な女」 最初はビクついてたくせにいきなり馴れ馴れしくなりやがって… たくあの女何なんだよッ チクリ 「!?」 なんだ…?今胸に痛みが… …気のせいだよな―― 次の日 「10代目!!さようなら!!」 「じゃあね獄寺君!」 家につくと昨日の女が玄関で待っていた。 「獄寺さん!!お帰りなさい」 「……ここで何してんだよ」 「何って…ご飯作りにきたんですよ!!忘れちゃったんですか!?」 「普通まじでくるかよ」 「ダメ…ですか…?」 そう言って悲しそうな顔をする女。 「はぁ。いいからさっさと家入れ」 「ありがとうございます!!」 ニコッと笑って俺の家に入った。 チクン !? またか!?ちっ ……ま、まさか……病気!? 「獄寺さん?どうしたんですか?顔色悪いですよ!?」 「な、何でもねぇよ!!つかお前メシ作んだろ!?俺少し出るから!」 そう言って俺は飛び出した。 「あっちょっ獄寺さん!!」 十代目に…お伝えしなくては……!! ――ツナの家―― 「……で時々胸に痛みがくるんスよ…これ…病気なんスかね!?」 「獄寺そんな事も知らねーのか?」 「リボーンさん!?い、いつの間に…!?」 「さっきからいるぞ。これは、病気だな」 「ちょっリボーン!!これ病気じゃないだろ!?」 「いや、恋も立派な病気だぞ」 「恋なんスか!?この俺が……あんな女なんかに!?」 「それ以外ねーな」 「俺もそう思うよ、獄寺君」 お、俺があの女を……す、す、す…好き!? あ、ありえねぇ…!! 「獄寺君、その子待ってるんでしょ?早く行ってあげたら?」 「……はい」
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