アルディアラ

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しかし城下町に着いた俺たちは驚きの結果を目の当たりにする。 なんと敵は、たったの一人。 全身黒の服に赤いネクタイをした男が傘をさして立っている。 傘で顔はよく見えないが目の辺りが赤く光っていて なんとも不気味だ。 周りには50人程の兵士が 奴を取り囲むようにして銃を構えている。 さらにその後ろにはビースト部隊が待機していた。 「…一体奴は何者だ。」 声のした方を見ると ビースト部隊の後ろから 俺達と歳が変わらないくらいの 青い髪と目をした男が出てきた。 「…あいつは?」 「あぁノア君は知らないよね。 彼はビースト部隊隊長 クロス=ノーザン。 最年少で隊長になった いわゆるエリートさんだよ」 「なるほど…」 確かに部隊長と言うだけあって 他の奴等とは明らかに 雰囲気が違っていた。
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