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今日は曽我の家に遊びに来た憂くん
『おーお前でかくなったなぁ~』
真っ先に目に飛び込んで来たのは下駄箱の上で寝ているゲタの姿
「ちょっと!!馴れ馴れしくゲタに触らないで下さい!!」
『うっせ~なぁ…頭撫でてやるぐらいいいだろ!』
「ダメです!!ゲタが汚れるっ」
『…っつーかこの猫俺が拾ってやったっての』
「そんな昔の事を引っ張り出すなんて信じられない…」
『…』
とりあえず部屋にお邪魔させてもらい、適当にくつろいだ
「そこはゲタにおやつをあげる場所なんで座らないで下さい!!」
うっせー奴だな…
ごちゃごちゃ言う曽我を無視し、部屋の中を見回した
『……』
へ~…意外に綺麗にしてんだ…
きっちり整理された本棚
テレビの隣に綺麗に積み重なれてる…
よく見てみるといかがわしいDVD
『キモッ!!お前こんなもん見るなよ!!』
「あっ!!勝手に勉強道具に触らないで下さい!!」
戯れる筋肉男の青春パラダイス…?
何だこの題名は…
「…何ですかその目は」
『お前…いつもこんなもん見てんの?』
「見て何が悪いですか?貴方だって俺がいるくせに他の奴とイチャイチャして性欲の塊じゃないですか。自分の事を棚に上げて人の文句ばかり言ってないで少しは勉強したらどうです?勉強しないからいつまで経っても鈍臭い二股チビなんですよ?」
『……』
もう開いた口が塞がらない…
言い返す言葉は沢山あるのだが、ありすぎて何から言っていいのかわからん…
「それより早くそこをどいて下さい」
『うっせーよ!!どけばいいんだろ!?どけば!!』
曽我がうるさいので仕方がなくベッドの上に寝転がった
「ベッドに寝転ぶなんて…誘ってるんですか?本当欲求不満なんですね貴方は…」
『てめぇがそこどけって言ったからだろうが!!』
「別にしてあげてもいいですが猫耳着けてにゃんにゃんして下さいね」
『はぁ!?ふざけんな!!何で俺がそんなもん着けなきゃいけねーんだ!!しかもにゃんにゃんって何だよ!!』
「受けのくせにそれもわからないんですか?じゃあ俺が猫耳着けてにゃんにゃんするんで憂さんが俺を攻めて下さい」
『ちょっ!!意味わかんねーからっ!!』
「意味がわからない?勉強不足だから意味を理解出来ないんです。俺と一緒に勉強すれば憂さんも完璧な受けに…」
『……』
うるさいから俺は耳を塞いだ
(笑)
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