この二人が恋人同士だったらこうなる②

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ずっと思い続けていた勝哉さんと遂に付き合う事が出来た… 曽我は仕事中の勝哉を見つめて一人ニヤニヤ 『おい!!曽我てめぇ仕事しろよ!!』 「憂さんは黙っていて下さい!!俺は今勝哉さんに目で愛を語りかけてるんです!!」 邪魔をする憂さんに罵声を浴びせ、再び勝哉を見つめた 「……ん?何だよ…」 「いえっ…勝哉さんが素敵過ぎてつい…」 「バッ…バカ野郎!!さっさと仕事終わらせて帰るぞ!!」 「はいっ!!」 ふふっ…相変わらずシャイだな勝哉さん… この世の物とは思えない程のスピードで仕事を終わらせ、勝哉さんの元へ駆け付けた 「勝哉さん!帰る準備が出来ましたっ」 「え?おお…」 ん?勝哉さんはまだ準備が出来てないみたいだ 「悪りぃ…ちょっとタバコ持っててくれ」 そう言って勝哉さんはタバコを俺に渡して来た 「……」 か、勝哉さんが吸ってたタバコ… 「……」 そのタバコをちょっとだけ吸ってみた か、間接キス…… 「何だ?てめぇも吸いたかったのか?」 「俺、今勝哉さんとキスしました!!」 「……はぁ?」 「これは間違いなくキスです!!タバコを吸う時って舌もちょっとだけタバコにつきますよね!? つまりこれはディープキスです!!」 「お前大丈夫か?」 もう…勝哉さんまた照れちゃって… 勝哉さんの帰る準備が終わり、二人で店を出た 「……」 「おい…手ぇ繋ぐか?」 「えっ!?」 か、勝哉さんが…俺と手を繋…… 「ちょっと待っていて下さい。直ぐに手を洗って来ます」 「お、おい!!何処行くんだ!?」 曽我は近くのコンビニまで走り、トイレでぴっかぴかになるまで手を洗いまくった 「さぁ勝哉さん!手を繋ぎましょう!!」 「……」 何も言わないでそっと手を握ってくれる勝哉さん… ダメだ…この手はもう一生洗えない… 「今日お前んち寄ってっていーか?」 「えっ!?」 か、勝哉さんがお、俺の家に… 「おい!!また何処行くんだ!?」 「ちょっと待っていて下さい!!直ぐに部屋に掃除機をかけてチリホコリを全て除去して来ます!!あっ座布団も買って来ます!!」 そう言ってまた走って行く曽我… 「………」 一人その場に取り残された勝哉 俺、曽我んち知らねーし… まぁいいや…帰ろ 頑張れ曽我くんっ(笑) .
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