この二人が恋人同士だったらこうなる④

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「お疲れ様」 「お~…マジ今日は疲れた」 仕事先まで勝哉を迎えに行き、マンションまで帰って来た 「おい!お前煙草持ってるか?」 「えっ?…今日仕事行く時新品の煙草買ったのにもう全部吸っちゃったの?」 「悪りぃかよ」 何だかんだ言いながら買い置きしていた煙草を勝哉に渡す朔夜 適当な場所に座り、煙草を吸いながら勝哉は言った 「今日チビ助の奴がよ~!また珈琲違うやつ買って来やがってよ~…マジ鈍臭せぇーんだよ」 「……何?また彼の身体触ったの?」 「スゲー触りまくってやった」 「………」 煙草を消し、黙っている朔夜をじーっと見た 「おい…何か返事しろよ」 「…何考えてるの?俺以外の奴の身体を触るなんて…」 「あ?スキンシップだよスキンシップ!」 「そんな悪い勝哉にはお仕置きしなくちゃね…」 朔夜はそうボソッと言うとその場に勝哉を押し倒した 「てめぇ…何盛ってんだよ」 「相変わらず口が悪いね」 「てめぇだって悪りぃだろが!」 「もう黙って」 朔夜は勝哉にキスし、そっと服に手を掛けた 「待て…俺もてめぇを脱がす」 「ホント?じゃあ脱がして」 お互いに服を脱がし合い、お互いに刺激した が… 「おいこら…何でてめぇが上になるんだ」 「え?」 「てめぇが下だろ」 「違うよ…俺が上」 「ふざけんな!何で俺がてめぇに抱かれなきゃいけねーんだ!」 覆いかぶさる朔夜を押し退け、今度は勝哉が朔夜を押し倒した 「待ってよ…俺はされるよりする方が好きなの!」 「あ?いい加減にしろよ。てめぇは黙ってろ!!」 「ヤダね。何で俺がされなきゃいけないわけ?」 「は?っつーか黙ってろって!」 「ちょっと…どいて」 今度は朔夜は勝哉を押し退けた 「ちっ」 「チッ」 二人ともお互いに背を向けた瞬間舌打ちをした 「……おい。煙草取ってくれ」 「自分で取ればいいじゃない」 「てめぇの方が近いだろ。早く取れ」 「……」 「シカトすんじゃねーよ。聞こえてんだろ?」 「聞こえないね」 「聞こえてんじゃねーか…いい加減にしねーとマジキレるぞ」 「勝手にキレれば?キレたらまた押し倒すよ」 「おーやれるもんならやってみろよ!誰がてめぇになんかに抱かれてやるかよっ」 「……」 喧嘩ばっかでいつまでたっても出来ない(笑) .
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