338人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ！
突然けたたましい電子音が鳴り響きました。
そうです。僕の眼球に標準装備されてるｷﾞｬﾙｽｶｳﾀｰ、略……さないですｷﾞｬﾙｽｶｳﾀｰです。が、近年稀に見る反応を見せたんです。
あれ？今なんか日本語おかしくね？
まあいいわ。
とりまｷﾞｬﾙが居たんです。
となれば、ﾉｰｱﾎﾟ突撃ﾅﾝﾊﾟ検定準２級の僕は当然ﾄﾗｲするわけですよ。
…２級になりたいですからね。
下心抜きで。
てかマジ、人恋しくて声かけたんですよ。
下心抜きで。
｢おう！ひさびさぁ～！｣
…当然初対面です。
てかそのｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾙ行くのも初めてだったしね。
とりあえず出だしは知り合いのﾌﾘすればなんやかんやｼｶﾄされないです滅多に。
だから僕は知らないコにも久しぶりとか、あっ！偶然じゃん！とかそんな感じでﾌｧｰｽﾄｺﾝﾀｸﾄをﾒｲｸします。
そしたら相手が、
｢あっ！久しぶり～。｣
…ばっちり知り合いでした。
しかも元カノ。
凄い偶然ですよね。他県で付き合ってた二人が全然違うところでまた出逢うんだから。
お座り１回転で大当たりより確立低いですよ。
でも、対応に困る僕。ガチで知り合いだったﾊﾟﾀｰﾝとか用意してない…。
｢お、おぅ。自分こんなとこでなにしてたん。｣
まぁ、それなりに盛り上がりましたが、そのまま帰宅しました。
…お座り１回転のほうが良かったですよ。
そんなお話しでした。
最初のコメントを投稿しよう！