無職

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無職

無職それは世の中でいうニート、負け犬だろう…。 ネイリストの仕事を辞めざる終えなくなった私は、新しい仕事をハローワークでさがした。 私が高校生の頃は星の数のようにあった求人が今や激減していた。 リーマンショックが起きたばかりの今は就職氷河期と言われている時代だと痛感しざるおえない状況に落胆してしまった…。 無職になったことで、私は一体なにがしたいのか? 何ができるのか? この時以上に自分に問いかける事はなかっただろう。 事務の仕事に戻ろうと一生懸命仕事を探した。 23歳でも田舎には仕事がなかなかなく、成田に勤める幅を移していった。 成田空港には父が勤めていて、父のアドバイスをもらったからだ。 「まだ空港関係には仕事がある。条件が悪くても、正社員になるチャンスがあるはずだ」 父と私は普段仲良くしゃべれるような、ホームドラマの家庭とは違う、お互い話をしたい時に話をする感じの親子。 父の無口な分母がわたわた口うるさい家庭。 そんな父の重たすぎる言葉に父も会社で苦しく辛い話もしてくれた。 いつも何もないような顔をしながら、父は父なりの苦労をして家族を守ってくれていたことに23歳になってきづかされた。 父の背中を追いかける事にした。 なにがあっても負けないで頑張っていこうと決意した。
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